パナソニック松愛会 設立50周年記念特集① ~パナソニック松愛会設立の原点を知る~

2022年 パナソニック松愛会 設立50周年を記念いたしまして、特集記事をシリーズで掲載してまいります。

①【パナソニック松愛会設立の原点を知る】~ 労働組合主導で設立された松愛会 ~

 おかげさまで本年設立50周年を迎える松愛会、今日他のOB会を見ても類を見ないほど大規模な活動組織体になっています
が、設立はスムーズに行われたものではなく6年を要しました。労働組合主導のもと並々ならぬ熱意と積年の努力が実り実現したものです。
 あらためて設立当時を振り返り、設立にご尽力いただいた関係者皆さまへの感謝と、これを機に松愛会活動のさらなる発展を目指す機会にしたいと思います。

設立総会の開催
 1972年(昭和47年)11月3日、松下労働会館で定年退職者や各支部の代表者、来賓など約150人が参加して、定年退職者の心通わす「松下電器松愛会設立総会」が開催されました。当時のユニオンには、次のように記載されています。

 長年松下電器に勤務し、今日の発展の基礎を築いてきた、多くの定年退職者に「友愛と連帯の“よりどころ”をつくり、親睦と生活の向上をはかろう」と、昭和40年に呼びかけてから今日まで、労働組合が中心となって会社の理解と協力を求めつつ、運動方針として取り組んできた私たちの、明るい豊かな社会をつくる運動の一つの芽が大きくふくらみ、いま開花しました。

設立までの経緯  ~ 設立まで6年もかかった松愛会 ~
 設立総会で、冒頭挨拶した当時の松下電器産業労働組合の髙畑中央執行委員長は、次のように感激の面持ちで挨拶されています。(髙畑敬一様は2020年2月ご逝去されました)

 昭和40年の退職金闘争のとき、松下が苦しい時に苦労した人たちの実態を聞き、心のよりどころとなる互助会をつくり、老後の生活安定と社会に貢献することで精神的にも安定した老後を楽しんでもらうために、ともすれば忘れがちになる老人対策を自主的な運営での友愛会を・・・ということが決められた。こんど積年の努力がみのり、実現したものである。国家の遅れた社会保障政策の拡充への力にもなろう。

設立当初の活動内容  ~ 就職あっせんまで活動していた ~
 就職あっせん、生活相談(健康、結婚、交通事故、法律、慶弔・病気見舞、保養所利用)、余暇活動(レク、同好会)、会報の発行(1972年12月11日に松愛会だより発行)など

設立当時の社会環境
 翌年の1973年が「福祉元年」と言われたように、日本では老後の生活保障、社会福祉制度はまだ未成熟な状態であり、世間の先取りをした取り組みともいえます。 【1972年の日本人平均寿命】男性 70.50歳 女性 75.94歳

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コメント

    • 佐藤政幸
    • 2022年 2月 01日

    松愛会設立の原点を見て、改めて松下電器・労働組合のすばらしさを再確認出来た。まさに車の両輪思想が込められた松愛会。今後も大切に継承していきたいものである。

    • 山下晃生
    • 2022年 2月 01日

    松下創業者の想いに感謝して、松下マンの生き方、人への接し方等少しでも発揮できる場でありたいと思います。
    松愛会の一員として、元気な内はその気持ちを常に忘れないようにしたいものです。
    互いに松愛会設立50周年お祝いしましょう。

    • 湊 和義
    • 2022年 2月 01日

    私は昭和48年入社でその前年に設立された事を思うと、感慨深いです。今でこそあるのが当たり前と思っていますが、設立にご苦労された方々に感謝します。松愛会の一員として、これからもパナソニック応援します。

    • 内山 正義
    • 2022年 2月 18日

    私は昭和47年入社です。設立されたことは、まったく知りませんでした。定年退職と同時に、松愛会に入会し、現在支部役員を担当させていただいております。約100名の会員の皆様のお世話をさせていただくことに感謝しています。誰かのために役立つことに、喜びを感じています。誰かがやらないといけないことに、満足感も感じています。健康寿命の期間を意義あるものにしたいと考えています。今後も会の継続・発展に協力やサポートしたいと考えています。

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